Tap Marché(タップ・マルシェ)への参画につきまして
キリンビール株式会社 タップ・マルシェへの参画について
宮崎ひでじビール株式会社
代表取締役 永野 時彦
概要
このたび、当社、宮崎ひでじビール株式会社(代表取締役 永野時彦、以下宮崎ひでじビール)とキリンビール株式会社(社長 布施孝之、以下キリンビール)は、「Tap Marché(タップ・マルシェ)」にて宮崎ひでじビール製造の「九州CRAFT 日向夏」の販売を行う事となりましたので、ここにご報告申し上げます。
当社は1996年に前身の「株式会社ニシダ」により開業致しました。後の2010年、EBO(Employee Buy-Out・従業員による事業買収)を経て、現在の「宮崎ひでじビール株式会社」として独立・再スタートし、クラフトビールの専従会社として製造・販売を行っております。
2018年11月には「ひでじビール」というメインのブランドに並行して、「九州CRAFT」という第2のブランドを立ち上げ、国内では稀な同一会社ダブルブランドという形で展開しております。
キリンビールとは、予てよりビールイベントやビール醸造の技術交流等を活発に行い、またお互いの国産ビールに対する考え方や将来への展望などの意見交換も積極的に交流させて頂いておりましたが、昨年秋頃より「Tap Marché(タップ・マルシェ)」での九州CRAFTの販売について検討と協議を重ねた結果、このたび正式に合意に至り、来年1月15日(火)から「Tap Marché(タップ・マルシェ)」の商品として「九州CRAFT日向夏」が取り扱われることになりました。
経緯
当社は経営理念をこのように謳っております。
「我々ひでじビールは 柔軟な発想力と高い品質の追及で グローカルな食の文化を創出し、地域の繁栄とお客様の笑顔の為に、心をもって邁進します」
この理念にもありますように、私どもの存在価値はローカルな地域であるが故、その地域に愛される企業である事であり、また地域をリードしていく企業である事。またその取り組みによって、従事する者の成長と幸せの創出であると考えております。
そのような考えから私たちは今まで、『Think Global. Brew Local. 』を合言葉に、地元宮崎に貢献できる様々な企画を進めてまいりました。
- 主原料である麦芽の宮崎産比率を上げるため、県内農事法人との大麦栽培の取組み
- 宮崎県産麦芽100%ビールの商品開発 及び、県内飲食店限定販売の取組み
- 九州初のホップ栽培へのチャレンジ
- ビール醸造タンク製造を地元の鉄工所と共同開発
等々、『外貨を稼いで地方経済循環に落とし込む』意識で取り組んでまいりました。
また、2018年11月からは、地元のフィールドを宮崎から九州へと広げ、より幅広いエリアの地元に対して貢献したいと、九州産大麦100%がコンセプトである新ブランド『九州CRAFT』を立ち上げました。
一方で、長い氷河期を乗り越え、ここ数年非常に好調な日本のクラフトビール業界ですが、まだまだ国民の生活の中に当たり前のように浸透しているわけでは決してなく、今後 国内でより一層の市民権を得るためには、業界一丸となって品質の高いクラフトビールを供給することが最も重要であり、また市場に対してより強い発信力で正しい情報を伝える事も重要であると考えます。
ビールというものに対して真面目に真剣に造り手側が向き合い、更なるクラフトビールファンを増やすことは、フィールドの大小に関係なく、携わるすべての関係者にとって大きな責務と考えております。
現在、私自身がJBA全国地ビール醸造者協議会副会長、及びKCBA九州クラフトビール協会の会長職にて活動させて頂いているのも、全てはクラフトビール業界の発展を願っての事であります。
昨年来、キリンビールと数々の打合せを進める中で、同社の日本のクラフトビール業界を盛り上げたいという考え方、また「Tap Marché(タップ・マルシェ)」というクラフトビールを楽しめる「場」を広げていく新しい提案にも強い意気込みを感じることができ、より信頼関係を築くことが出来ました。
また、キリンビール九州統括本部としての理念『世界一の九州・沖縄をつくろう。』という取り組みも、私どもがこの11月にスタートさせた『九州CRAFT』のメインコンセプトとも合致することから、共に九州の魅力を発信する意味で、良い関係を築けると確信した次第です。
以上のような経緯で、このたび宮崎ひでじビール・九州CRAFTとして、キリンビールが展開する「Tap Marché(タップ・マルシェ)」への参画を決意いたしました。
全国の飲食店で、「九州CRAFT 日向夏」をどうぞお楽しみください。
https://www.tapmarche.jp/