「チキン南蛮専用ビール」2021年、リニューアル!
2010年、ひっそりと登場。
地域愛とチキン南蛮愛にあふれたビールながら、宮崎県内の一部お土産コーナーを中心にひっそりと並ぶ、知る人ぞ知るラガービールでした。
2021年秋、そんなビールがなんと中身新たに表舞台に登場!
より爽快に、よりホッピーに。
チキン南蛮との相性が130%アップ(当社比)したフルリニューアル。
ラベルに描かれる“延岡発祥チキン南蛮党マスコットキャラクター”「チキなん番長」も誇らしげ。
ふるさとを愛し、ふるさとと共にあるひでじビールが想いを乗せたラガー。
ぜひ一度ご賞味を。
*「チキン南蛮専用ビール」はHideji九州ラガーをオリジナルラベル仕様にしたコンセプト商品です。
そもそも・・・・チキン南蛮とは???
昭和30年代。今は無き延岡市内の洋食店「ロンドン」で出されていたというまかない料理が発祥というのが通説。
尚、その時点では「タルタルソース」は使用されていない。
「ロンドン」に勤めていた「後藤さん」は、
今も続く延岡市内「直ちゃん」(なおちゃん)でタルタルソースなしのチキン南蛮を提供開始。
「からあげ」との違いはサッとくぐらせる甘酢もさることながら、
「卵液を絡めて揚げる」という技・・
通常からあげが、「調味液+卵液」の後に小麦粉や片栗粉をまぶすのに対し、
トラディショナルナンバンは「下味+小麦粉」の後に「卵液」にダイブ。
揚げながらも卵液を廻しかけるサクサク技も駆使することにより、
淡泊な鶏むね肉が黄金色の衣を纏い、より高い次元へと昇華。
そこに甘酢を絡めたのが「タルタルなしチキン南蛮」である。
そして現在の主流、「タルタルソースをかけたチキン南蛮」を考案したのは、
同じく延岡市内の洋食店 ロンドンで働いていた「甲斐さん」とされている。
甲斐さんは、今でもチキン南蛮が名物の「おぐら」の2号店として当時宮崎市にオープンした
「洋食屋ロンドン」にて昭和40年にタルタルがけのチキン南蛮を提供開始。
当時から洋食の花形であった「エビフライ」に添えられていた
タルタルソースを研究していたことがきっかけともいわれている。
タルタルあり VS タルタルなし
もも肉派 VS むね肉派
という論争は県民の間で常に楽しまれているが、
もともと「南蛮」という料理法が「唐辛子入りの甘酢を絡める、漬け込む」というである点からも、
「甘酢なしでチキン南蛮を語るなかれ」
「からあげとは違う」
という点では議論の余地はないであろう。
チキン南蛮のグローバル化が進む中、この足元を見失ったチキ南にも出会うことがあるが、
たいていの宮崎県人は言いようのない怒りに襲われるという。
宮崎の家庭でも伝統的にチキン南蛮が楽しまれているが、
肉の部位、揚げ方、甘酢の違い、絡め方やタルタルの仕様まで組み合わせは多岐にわたり、
県民それぞれが思い出の味や、お気に入りのお店をもっている(と思う)
チキなん川柳のひとつ
「チキなんの うんちく語る 孫8歳」
にもあるように、幼少期から家庭ごとの流儀を叩き込まれる。
また、毎年7月8日には、延岡市内の小中学校での給食にはチキン南蛮が提供され、
子供たちのテンションは上がりまくる。
7月8日、それは「チキン南蛮の日」
7月8日は『チキン南蛮の日』
『クリスマス』にはケーキ
平成29年、酉年。
ニクでトリの運命の年の7月8日、
「チキン南蛮の日」
一般社団法人日本記念日協会に、正式に記念日として登録されました!
毎年7月8日はチキン南蛮の日。
みなさまも一緒に、チキン南蛮を楽しみましょう!
あっ、もちろん「チキン南蛮専用ビール」をお忘れなく!!